旅客機のエコノミー・ビジネス・ファーストクラスの劇的な違い



プレミアムエコノミー

 

 

プレミアムエコノミーの運賃は条件によって変わります。最も安いエコノミークラスの運賃の約2倍、多くても4倍程度です。つまり、ビジネスクラスと比べればお手頃といえるでしょう。

 

 

空席があれば、空港でチェックイン時にアップグレードすることも可能で、アジアなど短距離路線なら1万円程度、ヨーロッパやアメリカなど長距離路線では3万円程度が目安となります。

 

 

しかし、プレミアムエコノミーの人気は高まりつつあるので、確実に乗るには事前予約をした方がいいでしょう。最近はプレミアムエコノミークラスを使ったパッケージツアーも増加で、手頃な値段で快適さ、プチ贅沢な気分を味わえます。

 

 

プレミアムエコノミーのシートは、昔のビジネスクラスと同等の快適さです。エコノミークラスと比較すると、前後の座席間隔(シートピッチ)は約20センチ広く、足元には余裕があります。シートはプレミアムエコノミー専用のものにしている航空会社が多くなっています。ヘッドレストやフットレスト付き、リクライニングの角度もエコノミーより深くなります。

 

 

一般的にプレミアムエコノミーはエコノミーより横1席分が少ない配列なので、アームレストの幅が広く、隣席とも距離が保てます。USBポート、電源コンセント、パソコンが置ける大型のテーブルも備えられています。

 

 

ただし、プレミアムエコノミーの機内食はエコノミーと同じというところも少なくありませんが、一方で、航空会社によっては、コース仕立てのメニューを陶器の食器で提供する場合もあります。飲み物については、ほとんどの航空会社でエコノミークラスよりランクアップさせています。

 

 

マイルの積算率もエコノミークラスより高く、効率的に貯められます。離陸前にウェルカムドリンク、温かいおしぼりを出してくれる航空会社もあり、ワンランク上のもてなしとなります。